導子の確認
今週の日曜日に僕のお客様の施設で物理療法のセミナー(院内セミナー)をやりました。
これは大事な仕事だなと改めて思いました。知らない事や聞けない事などこんな時でないとという事が多くやって良かったと思うと同時にこのブログもやる意義があるような気がしてきました。
さて、今回は導子の確認について。
スポンジならばしっかりと湿らせる事。シール導子であれば粘着力があるかどうかを確認する事。
何でか??
導子やシールは皮膚に付けます。皮膚は電気抵抗がものすごく高いんです。皮膚抵抗を落とすには後でやりますが周波数を上げたり、電圧を上げたりするのですがスポンジを湿らせる事でも皮膚抵抗は落とせます。シールも同様です。
たまに見かけますがシールの粘着力が落ち途中で剥がれてしまうと、くっついている部分に電気が集中してしまい電気刺激が上がります。危険ですよね。患者さんであればビックリされます。
スポンジも湿り気が不十分ですと、電気が痛く感じます。これは皮膚抵抗が落ちきらず電気刺激が強く感じてしまいます。
患者様に不快感を与えないよう導子はしっかりと確認してから使用して下さい。
スポンジもシールも結構高いですよね。わかります。しかし、それをケチって長い間使用しますとスポンジであれば亀裂が入り電極が直接皮膚に触れて火傷してしまう。シールであれば剥がれかけて痛い思いをさせてしまうなどの事が起こります。
僕はスポンジやシールをよく確認します。大丈夫ですか?と。これは、僕が見ている以上に患者様は見ています。黒ずんだスポンジ、洗ってはいるが異臭のするスポンジそんなスポンジを身体にあてたいですか?汚れが目立つシールもそうです。
僕はそう思います。
たまにはスポンジ外した際に電極を裏までしっかりと拭いて下さい。裏にはカビが生えている事もあります。
導子、シールよりも器械は高いです。せっかく購入した器械を大事にご使用下さい。長持ちもするはずです。